子供にも有給があってもいい。学校に行きたくない娘への父親の対応が神すぎた!

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暮らし・育児
てんちゃん
てんちゃん

なんとなく学校に行きたくない・・・。

前日の晩から私にSOSを出していた小3の娘。もともと日によって行きたがらない日もありますが、登校しぶりの時とはちょっと違い軽い感じだったので寝たら気も変わるだろうと「また明日考えようね」と寝かせました。しかし次の日、朝もなかなかベッドから起きてきません。

てんちゃん
てんちゃん

やっぱり学校行きたくない・・・。休んじゃだめ?

理由を聞くとこれといった理由はないけどなんとなくと。

せりこ
せりこ

うーん、お母さんは休んでもいいと思うんだけどその分一日勉強しなきゃダメだよ。お父さんにも相談してみて。

お父さんに相談すると「えー。頑張って行きなよー」と軽い返事。でも娘は「やだ。行きたくない。」と折れません。

そこで起きてきた夫が娘にした提案がとても画期的だったのでご紹介したいと思います!

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休みたい日があってもいい

娘が小1の時の登校しぶりを経験してから、登校拒否や登校しぶりなどのTwitterを目にし冷静に捉えられることができるようになりました。
登校しぶり真っただ中の時は、自分の子育てが間違っていたんじゃないかと自分を責めたり、学校を休むことが癖になるような気がしてなんとか学校に行ってくれる方法を探したり、行きたくないという娘の気持ちを優先してあげることがなかなかできませんでした。

しかし娘が学校に行けるようになって気づいたのは、休みたい時があってもいい。休んだっていい。娘が元気に楽しく毎日を生きていられることが一番大切なんだと。

それでも「休みたい」と言われた日に「いいよー」と簡単には言えないのが複雑な親心。
娘の休みたい度合いを観察し、あれやこれや行きたい方向へ引っ張る日々。

せりこ
せりこ

ん?今日休むの?友達との遊ぶ約束はいいの?

てんちゃん
てんちゃん

あ!やだやだ!やっぱり学校行く!

そんなこともあるのでなんとなく行きたくない娘の気分も日によってまちまちだからです。

子供の有給?神すぎた夫からの提案!

思えば私も小学生の時、学校へ行きたくない日はよく仮病を使っていました。家には祖祖母と祖父母がいたので母親も疑いもせず休ませてくれました。仮病を使ったばかりにご飯はお粥。元気なのに一日中布団にいたのを思い出します(笑)。

娘のいないところでそんな話を夫にしながら「てんちゃんさ、仮病使うわけでもなし、休ませてもいいんじゃない?」と私が相談すると、夫は娘のところへ行き

夫

てんちゃん、よく聞いて。
わかった、休んでもいい。

夫

一年に5日チケットをやる。てんちゃんはそれを使って好きに休んでいい。
使わなかった分は1枚1,000円。高学年は2,000円で買い取る。

夫

今年度はあと2ヶ月だから残り1枚。
それを今日使ってしまうか?1,000円じゃなくていいのか?

てんちゃん
てんちゃん

うん。いい。今日それで休む。

夫

わかった。
じゃあ今日1日とことん自分の好きなことをしろ。

それを聞いて娘は大喜び!!それまでの暗い顔はもうどこにもありません。

なんて素晴らしい提案でしょう!まさに子供の有給制度です!私もその提案が画期的すぎてなんとも言えない清々しい気持ちになりました。

夫の気持ち

てんちゃんがその場を去ってから「すごいね!尊敬する。よくそんなこと考えたね!」と話すと、

夫

1,000円がいいって言わなかったなぁ(笑)。でも子供に有給があったっていいだろ。有給だから好きなことしてリフレッシュできたら、また次の日がんばろうって思えるだろ?
これならてんちゃんもウソつかずに休めるし、親もいいよって言ってあげられるし。お互いwinwinじゃん。せりこ、今日一日勉強しろって言うなよ。

ハイ。前日「休んだら1日ちゃんと勉強しなさいよ」なんて言った自分を反省です。

その後夫は「お父さんはさー、もう今年そういう日使っちゃったんだよなぁ」と残念そうにてんちゃんに話していました(笑)。

有給をもらった娘の一日

もちろんこの日娘はまったく勉強しませんでした。私も勉強のことは忘れて一緒に過ごしました。
そして娘が有意義な一日になるようにランチは好きなものを食べに行ったり、天気がよかったので散歩したり。家では大好きなダンスに没頭してました。

散歩に行くとたくさん話をしてくれました。機嫌もよかったので「なんで行きたくなかったの?」と聞いてみましたが「うーん、理由はないけどただなんとなく。」と。「明日学校行ける?」と聞いたら「うん、明日は行くよ。」すぐに返事が返ってきたので、私の心の中は「よかったぁぁぁ!」という気持ちでいっぱいでした。

その後の娘

次の日、しぶることなく娘は学校に行きました。
それから今まで「行きたくない」という日がないかと言えば・・・実は何回もありました。なかには「仲のいい友達が休み」「体育の課題ができないから嫌だ」などちゃんとした理由がある日も。でも、

せりこ
せりこ

今年のチケットはもう使っちゃったでしょ。休むなら4年生になってからじゃない?
簡単に使うとこうして理由があって行きたくない日に使えなくなっちゃうね。
来年はよく考えて使わないといけないって勉強になったね。

それでも一日だけどうしても体育がいやで泣きながら学校に行った日もありました。この日はちゃんとした理由がわかっていたし、もし休んで逃げてもまた別の日に同じ課題をしなければならないとわかっていたので行かせました。心配して帰宅を待ちましたが、体育の課題が見事全部できたそうで満面の笑みで帰ってきてホッとしました。

来年度は息子も一年生

下の息子は今春一年生になります。娘とはまた違って人見知りがなく誰とでもすぐに仲良くなる性格なので「ねこっち(息子)は大丈夫」とみんなに言われるほど。でもちょっと心配性で神経質なところもあります。
小学生になったら子供たち二人にどんなことが待ち受けているかわかりませんが、同じ学校に通うということがお互いに精神的にプラスに働くのではないかと期待しています。

そしてもし息子にも「休みたい」という日がやってきたら、娘と同じように有給休暇を使って休ませてあげたいなと思います。

登校しぶり、登校拒否、保健室登校・・・子供も親もたくさん悩みます。
うちのような母子分離不安だけでなく、起立性調節障害というのもあると最近知りました。
問題にぶつかる度「お母さんが毎日笑顔で幸せにしていれば子供も自然とそうなる!」なんて本読んでも正直そんな気持ちになれない!なんて自分もいます。
反抗期の娘と向き合いながら子供もそして親もただただ毎日笑顔で暮らせることが幸せだということをハッと思い出す日々。私自身も毎日が勉強です。

これを読んでくださった方もお子さんもどうか笑顔で過ごせていますように。そして同じような境遇の方、ぜひ子供たちにも有給を!

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